罰ゲームは恋の始まり

「沢木君、竹口さん。ちょっと良い?」
昼休み、チャイムが鳴り教室に戻ろうとしていたところを図書室の先生に呼び止められた。
「突然で申し訳ないんだけど。明日、2人で本屋に行ってくれないかな?」
「えっ?」
「実は、図書室に新しい本をおきたいんだけど、最近の若い子はどんな本が好きなのか分からなくて」
「行きます」
「えっ?」
隣で静かに話を聞いていた沢木が即答し、思わず彼を見る。
「明日は特に予定もないですし。竹口さんも大丈夫?」
「う、うん。大丈夫!」
私が頷くと先生は安心したように笑顔になった。