溺愛体質な彼は甘く外堀を埋める。

「…え,もう?」



登校してすぐの明るい教室。

元気にざわつく教室の中で,私は千夏くんに呼び止められていた。



「うん。ほら」



ピラリと紙が1枚。

『文化委員へ
13時10分までに3-1に集まってください
      佐藤·安積より』

ほんとだ…

文化祭,夏休みより後なのに,もう…



「ありがとう,分かった」

「忘れんなよ~」

「うん」


パタパタ,パタパタ。

見てると,色んな人の場所をあちこちしてる。

そういえば…文化祭って,どんなことするの?

とにかく,忘れないようにしなきゃ。