イジワルな君の一途で不器用な恋心


「なので、部活見学で会えた時、奇跡だと思って。今日も一緒に勉強できて幸せでした」



褒めすぎだよ。そう謙遜する隙を与えず、ミワワちゃんは私の手をそっと握ってきた。

潤んだ大きな瞳と視線が絡まり、トクンと胸が鳴る。


理由がなかったら、下心ありと認定されるレベルのあざとさ。

あぁもう、こんな真っ直ぐな眼差しで気持ちをぶつけられたら……。



「あの時は温かく迎え入れてくれて本当にありがとうございました。今後ともご指導よろしくお願いします」



丸みを帯びた目が細まった瞬間、心を鷲掴みされてしまった。







中間テストが終了し、一段落ついた日曜日。

疲れた頭と心を癒やしに、新菜と2人で学校の近くにあるカフェにやってきた。



「おかげで金土は半日寝てたよ」

「わぁ、なんとも複雑な三角関係。お疲れ様」



労いの言葉に「ありがとう」と答えて、キャラメルラテを一口飲む。


GW明けから始まった謎の胸騒ぎ。
原因は雷夜への嫉妬から生まれたものだった。