イジワルな君の一途で不器用な恋心


「来週は……土曜は空いてるけど」

「んじゃ、その日に延期ってことで」

「え、2人で行かないの?」

「なんでだよ、3人で行かなきゃ意味ねーだろ。なぁ古松さん」

「そうですよ。そんな寂しいこと言わないでくださいっ」



面食らう私の腕に、ミワワちゃんがギュッと抱きついた。


……だよね。当日ならまだしも、計画立ててる段階で省くわけないじゃん。

今朝だって、私が置いてけぼりにならないように話を振ってきてくれた。


なのに私は、勝手に嫉妬して、距離取って。あげくの果てには気を遣われて。

……へそを曲げるのも大概にしろよ。


自分の心の狭さと独占欲の強さに嫌気が差した。







勉強会当日。学校の最寄り駅でミワワちゃんと落ち合い、歩いて図書館へ向かった。

現在、自習スペースで、各自勉強に取り組んでいるところなのだけど……。



「目黒先輩、これ、何だかわかりますか?」