イジワルな君の一途で不器用な恋心


「今週?」

「おぅ。もうすぐテスト始まるから、一緒に勉強しないかって話してたんだけど」

「あぁ……ちょっと待って」



いつの間にか話題が変わっていたことに驚きつつも、スマホのスケジュールアプリで予定を確認する。



「……ごめん、その日オープンキャンパスに行く予定があるから」

「マジか。日曜は?」

「日曜も……説明会の、予定が」



歯切れ悪く返答すると、上機嫌だった2人の顔が曇った。


本当は断りたくなかった。

でも、両日とも既に予約済みだし、説明会に至っては親子で参加する予定。

時間を作ってくれた両親を私情で振り回すわけにはいかない。



「ごめんね、せっかく誘ってくれたのに」

「いえいえ! こちらこそ急に言い出してすみません」



パッと顔色を変えて謝ってきたミワワちゃん。

都合が悪かっただけで、ミワワちゃんが気に病む必要ないのに。

むしろ──。



「じゃあ、来週は?」