イジワルな君の一途で不器用な恋心


「ちなみに、そのタイプって……?」

「……知的で、もの静かで、図書館が似合いそうな、黒髪男子」

「ひゃー! 先輩顔真っ赤! 可愛い〜!」



ピュアな先輩の姿に悶絶中の後輩達。

張り合うつもりはないが、ハナのアルバムを観賞していた時よりもテンションが高い。


この流れだと、次に回ってくるのは……。



「琳子先輩はどんな人がタイプですか?」



ミワワちゃんがキラキラな眼差しで尋ねてきた。

ですよね。他に先輩、私しかいないし。



「包容力があって、頼もしくて、面倒見がいい人かな」

「わぁ、大人っぽい。なんか頭ポンポンしてくれそう」

「『頑張ったね、お疲れ様』みたいな?」

「うわー、それ、ちょっと弱ってる時にされるとやばいやつじゃん。やっぱ理想は年上ですか?」

「できれば。私長女だから、年上の人に甘えてみたい願望があるんだよね」

「わかります! 思いっきり甘えるなら断然年上ですよね! 今までいいなと思った人も年上が多かったですか?」

「うん。見事にみんな上だった」