イジワルな君の一途で不器用な恋心


「ほーお。で、仕方なく付き合ってあげてたら、なんだか楽しいな、もっと一緒にいたいな、離れたくない……好き! になっちゃってたってわけね」

「そうそう……って、勝手に自己完結すんな」



ギロッと睨むも、「一途ですねぇ〜」とニヤニヤ顔を浮かべている。

くそっ、ジョーのやつめ。彼女できたらこれでもかってくらい茶化してやるっ。



「彼氏じゃねーなら、好きな人……の、タイプとか?」

「変に気ぃ遣って妙な間入れるのやめろ。逆に傷つくだろうが」



ツッコミを入れた後、肩を落として大きく溜め息をつく。

タイプでも、体型の時点で既に論外じゃん……。



「諦めんなよ! ムキムキじゃなくても、他の共通点を探してみたら?」

「……例えば?」

「………………二足歩行?」

「言い出しっぺのお前が1番諦めてどうすんだよ」



毎日顔を合わせているジョーでさえお手上げ状態だなんて。

これはもう、大人になるまで……筋肉がつくまでお望みなしというのか……?