イジワルな君の一途で不器用な恋心


ハナのアルバムにテンション上がりまくりの女の子達。

今年の新入部員に子犬を飼ってる子が多かったので、何か参考になるかと思い、持ってきたのだ。



「あ、琳子先輩だ」

「ひゃー! 若ーい!」

「仲良し姉妹みたいですね〜。可愛い〜」

「あはは……。ありがとう」



まじまじと写真を見つめる彼女達に苦笑いで返した。


実は、参考にというのは後付けの理由。
きっかけは先週見た、雷夜とたけおくんの写真。


自分も似たような写真ないかなーって、昔の携帯電話開いたり、本棚のアルバム全部出してみたり。

家中散らかしまくったせいでお母さんに怒られちゃったのは、ここだけの秘密ね。



「「「こんにちは〜」」」



ハナと向かい合って眠る幼い自分を見ていると、新入部員の女の子達がやってきた。



「いらっしゃい! あれ? ミワワちゃんお休み?」

「はい。バイトの面接があるみたいで、急いで帰りました。それ、アルバムですか?」

「うん! 今年犬飼ってる子が多いから、何か参考になるかなと思って持ってきたの」