イジワルな君の一途で不器用な恋心


「ははーん、なるほど。自慢してたのね」

「んだよ、いいじゃねーか。つーかなんの用?」

「あんたが部活に顔出さないから捜しにきたの。ミワワちゃんとの約束放ったらかして、あんたそれでも副部長?」

「はぁ⁉ 放ったらかしてねーよ!」

「放ったらかしてるでしょ! 今何時だと思ってるのよ!」



電話帳アプリを閉じてロック画面を見せつけると、目がまん丸に。

どうやら話に夢中になりすぎて、時間が経つのを忘れていた様子。


世話がかかる副部長だな……。

なんて私も、動物園に行った時、ゴリラ園だけで30分も滞在してたから、あまり人のこと言えないんだけどね。


友達らしき彼に理由を説明し、急いで部室へ。
結果、1時間遅れで約束を果たしたのだった。







翌週の火曜日。



「ひゃー! ちっちゃーい! 片手でヒョイじゃないですか〜」

「コロンコロンしてて可愛い。2、3ヶ月くらいですか?」

「そうだね。来てすぐ撮ったって言ってたから。画質悪くてごめんね」

「大丈夫ですよ! ちゃんと可愛いの伝わってますので!」