前回よりも少し強めにグーパンチ。痛がる彼と一緒に準備をしていたら、早速1人目の見学者がやってきた。
案内を後輩に任せて、準備室から椅子を運び出す。
「鳥類グループ1名様です」
「猫グループ4名様入りまーす」
「うさぎグループ1名様でーす」
「犬グループ2名様と、猫グループ3名様入りまーす」
せっせと働く後輩達の声を聞きつつ椅子を全て運び出し、教室の後ろに立って全体を眺める。
「……猫が多いな」
「そうね。椅子全部埋まってるし」
隣にやってきた雷夜を横目でチラリ。
わー、めちゃくちゃ目つきわるー。顔全体にデカデカと嫉妬してますって書かれてる。
こりゃ一ノ瀬くんとまた言い争うだろうな。
「ケンカするならよそでやってよね」
「まだ何も言ってねーんだけど。つーか、ゴリラオタク、いなくね?」
うぐっ。気にしないようにしてたのに。
「3年連続ぼっちか。可哀想に」
「同情してるわりには嬉しそうね」
「ありゃ、バレた? そりゃそうだろ。猫と比べたら少ないけど、ゼロじゃねーもん」



