イジワルな君の一途で不器用な恋心


あぁ、こんなこと言ったらまた、『エスパー人間じゃねーんだよ!』って呆れられるかな……。


腕を下ろしてガクッとうなだれたら、雷夜のヘルメットが地面に置かれて。



「……本当にいいのかよ。お世辞なんて嬉しくねーだろ」

「……あんたになら、いい」



雷夜のセリフを丸パクリすると、はぁー……と長い溜め息が頭上から降ってきた。

ただ、抱き寄せられた前回とは違い、両肩を掴んで体を離された。



「めちゃくちゃ綺麗だった。踊ってる時も目が釘付けだった」

「っ……」

「でも、俺もちょっとムカついた」

「えっ、なんで……?」

「……露出が高かったから」



ボソッと呟かれた声。

このトーンはどうやら本音っぽい。



「ほんと、気が気でなかったんだからな。後ろだったから良かったけど、ど真ん中にいたらソッコーで退場させてた」

「そんなに?」

「そうだよ。お前、性格はちょっとツンツンしてるけど、見た目はいいんだから。束縛するつもりはねーけど、あんなガッツリ、肌見せんなら……最初から教えろよ」