イジワルな君の一途で不器用な恋心



「──んじゃ、またあとで」

「ん。了解」



昇降口で雷夜と別れ、小走りで被服室へ向かう。

帰宅ラッシュの時間帯ではあったが、裏道を使ってくれたおかげでスイスイ進み、予定時間の10分前に着いた。



「失礼しまーす」

「あっ、いらっしゃい!」



被服室のドアをノックして開けると、家庭科部の部員らしき女子生徒達に手招きされた。



「こんばんは〜。ダンスパーティーの参加者ですか?」

「はい。まだドレスありますかね?」

「大丈夫ですよ! サイズの確認をしたいので、準備室までいいですか?」

「わかりました」



荷物をかごに入れて、彼女と一緒に準備室へ。

手早くボディサイズを測ってもらい、無事希望していた赤いドレスを着用することができた。


膝が隠れる丈のチューブトップドレス。

ちょっぴり露出高めだけど、髪の毛は下ろしてるから程よくセクシーって感じ。


パンプスを履いて被服室に戻り、メイクコーナーへ移動。机の上に並べられた化粧品で仕上げに入る。