イジワルな君の一途で不器用な恋心


ミルクティーを口に含み、上がった体温を下げていると、突然雷夜が近づいてきて。



「んー、やっぱまだ調子悪そうだな」



顔を覗き込まれ、ミルクティーがボコボコッと泡立つ。



「健康第一って言ったのに。ちゃんと寝れてんの?」

「……寝てるわよ。遅くても12時までには寝てる」



ストローから口を離して答える。


指摘された後、予定を詰め込みすぎたと反省し、体験入学に行く回数を減らして宿題に専念。

必要以上に体力を消耗しなくなったからか、勉強にも集中できるようになり、宿題も残り2つに。


ちなみに、あのカップは捨てずに持ち帰って部屋に飾っている。ここだけの秘密ね。



「私、そんなやつれた顔してる?」

「いや、やつれてるっていうより、いまいち活気がないっていうか。なんか心配事でもあんの?」



またもピンポイントで当てられた。


……似た者、同士なのかな。

わずかな髪型の変化に気づいたんだもん。雷夜も常日頃から私の様子を見ているってこと。

嬉しいやら恥ずかしいやら。