イジワルな君の一途で不器用な恋心


クスクス笑う雷夜にムキになって言い返す。


悔しい、またピンポイントでツッコまれた。


ミワワちゃんを戸惑わせたくないってのも本当。

だけど……ヘビはヘビでも、あれだけ可愛く描かれてたら……。字もそこそこ整ってたし。


わざわざ自分のために時間かけてくれたって思われたら、たとえ顔見知りだって……。



「大丈夫。絵もメッセージもお前だけだよ」

「……ほんと?」

「おぅ。性格も見た目もヘビ似でりんコブラって呼んでるのも言ってねーから」



久々に聞いた憎たらしいあだ名。

いつもなら眉間にシワを寄せていたけれど、今は安心感に包まれている。


私、こんなに嫉妬深くて余裕なかったっけ。


ナンパもメッセージも、数ヶ月前の自分なら冷やかしてたのに。いつの間に些細なことで一喜一憂するようになってたなんて。

憧れの人ならまだしも、長年の友人相手に。


4年前も振り回されはしたけど、ここまで酷くはなかったよね?

やばい、思ってたよりも重症っぽいぞこれ……。