イジワルな君の一途で不器用な恋心


ホッ、良かった。



「大人だったんだ。いくつ?」

「24。学年だと6個違い。大学生なら考えたけど、社会的にギリ危ういかなーって」



社会的って……まぁ、6個上なら干支の半分だもんな。

お互い成人してるならアリかもだけど、片方が未成年だとちょっとためらうわよね。相手が異性ならなおさら。雷夜が早生まれで良かった。



「ってか、お前もそれ頼んだんだな。ミルクティー」

「あぁ、うん。おすすめされてたから。誰か来てたの?」

「古松さん。20分くらい前に来てたんだよ」



え、ミワワちゃんも?

同じ物を買ったんだと嬉しく思う反面。



「……何か、書いた?」

「ん? 何も書いてねーけど」

「本当? ヘビとか描いてない?」

「ねーよ。見りゃわかんだろ、作ってねーんだから」



再び胸を撫で下ろす。

それもそうよね。ずっと外にいたなら書けるわけないか。



「古松さんにも書いてんじゃねーかって気になったの?」

「っあ、当たり前でしょ! ミワワちゃん、私がヘビ呼ばわりされてるの知らないんだから!」