イジワルな君の一途で不器用な恋心


へー、熱心だこと。散財したからじゃなかったんだ。



「新メニュー出たとか?」

「そうそう。季節限定のやつが出てさ。メロンなんとかっていう冷たい飲み物? アイス? なんだけど」

「メロンフラッペのこと?」

「それそれ! めちゃくちゃ人気でさ、人手が追いつかないから俺も作ることになったんだよ」

「へぇ、そんなに人気なんだ」

「あぁ。毎日行列できててさ。こないだの日曜なんかすっげーやばくて。駅の近くまで伸びてたらしいんだよ」



驚異の人気ぶりに目を点にさせるも、引っかかる部分が1ヶ所。



「駅? 学校の近くじゃなくて?」

「うん。バイトの同期が、広場から見えたって言っててさ」

「広場……?」



ちょっと待って、コンビニの周りにそんな場所あったっけ? 

っていうか、駅の近くまでって……そんな長蛇の列になる⁉ だってあそこ、最寄りでも徒歩10分はかかるよね⁉


なんかさっきから話が噛み合ってない気がするんだけど……。