イジワルな君の一途で不器用な恋心


いきなり問いかけられて肩がビクッと跳ねた。



「あぁ……もうすぐ生物は終わるかな。忙しいからあまり進んでなくて」



さすがに1つも終わってないとは言えないので笑って誤魔化す。



「私と勝負してるの?」

「ちげーよ。ちょっとわかんないところがあったから聞こうと思って。忙しいならいいよ」



返事をする前に遠慮され、ずーんと落ち込む。


私のバカバカバカ。せっかく雷夜と勉強できるチャンスだったのに。

でも、逆に緊張して捗らなくなりそうだから、かえって良かったのかも。



「そっちは? どこまで終わったの?」

「3分の2。バイトに時間使いたかったから、7月中にほとんど終わらせた」



聞かなきゃ良かったと深く後悔する。

3分の2って、私まだ3分1も終わってないのに……。



「そこまでしてお金が欲しいのね」

「まぁな。バイク乗ってると色々とかさむし。最近新しい仕事任されたから早く慣れたいってのもあるんだけど」