イジワルな君の一途で不器用な恋心


大激闘だった決勝戦。

両者一歩も譲らず、激しい攻防戦が繰り広げられ、試合は最長の29対29まで続いた。


追いついては追い抜かれて。

新菜と2人で忙しなく動き回り、果敢に攻めた。


のだけど……体力の限界が来てしまい、レシーブしたシャトルがネットに当たってアウト。惜しくも準優勝となった。



「髪の毛ぶんぶん振り乱して食らいついてたの、最高にかっこよかったぜ」

「ヘビが暴れてるな、じゃなくて?」

「おぅ。コブラとか考える暇もないくらい激アツだったからな」



雷夜は惜しくも準決勝敗退。

立石くんと同じく、スポーツコースと当たって4位という結果に。



「んな暗い顔すんなよ。勝ちたかったのはわかるけど、強敵倒せただけでもすげーんだぞ。他のクラスに希望与えたわけだし。零士に引け目感じてんのか?」

「……それはあんたのほうじゃないの?」



ちなみに一ノ瀬くんは優勝。

応援に行ったクラスメイトが言うには、市瀬ちゃんのクラスと接戦でかなり盛り上がったらしい。


なんで仲間と比べなきゃいけないのよ。競技違うのに。