笹森くんと握手を交わす。
なんと私達と同じ成績で勝ち上がったらしい。
3勝1敗。その1敗が私達のクラスだとすると、3勝分は、3年生とスポーツコース組。
つまり、優勝候補のクラスが全滅したということ。
前代未聞すぎる展開に誰もが驚いたであろう。
いつの間にか、コートの周りには溢れんばかりの大勢のギャラリーが集まっていた。
準決勝の時とは比べものにならないほどの緊張感が全身に走る。
「琳子、楽しもうね」
押しつぶされそうになっているのを察知したのか、肩をポンポンと叩いてきた。
その気遣いにありがとうと微笑み、シャトルを受け取って定位置へ。
ギャラリー達が固唾を呑んで見守る中、静かにシャトルを打った。
◇
「お疲れさん。改めて準優勝おめでと」
「ん。ありがと」
最寄り駅を出て、雷夜と2人で帰路に就く。



