イジワルな君の一途で不器用な恋心


もしかして、あの時一ノ瀬くんと雷夜が言ってた子……⁉



「そうだったんだ。よろしくね」

「はい、こちらこそ」



ペコッと頭を下げ合い、所定の位置に着く。


まさか部活の後輩、それも1度近くで会っていたとは。

まぁでも、数百人も部員いるから、知らぬ間に対戦してたって人もいるかもな。


コイントスの結果、私達がサーブ権を得た。心を落ち着かせてシャトルを打つ。


一般クラスとはいえど、男子2人組。

スポーツコース組と比べたら使う技は少なめだが、パワーが桁違い。


スマッシュなんて、もはや光の速さすぎて。

レシーブできても、コートの外に出ちゃったりネットに引っかかったりで上手く返せない。


不利な状況が続いているけれど……こっちはスポーツコースを全学年破ったんだ。

底力、見せてやる……!


これまでの勝利を自信に変えて粘りに粘り、2点差で逃げ切った。



「朝日さん、お疲れ! あと、決勝進出したよ!」