イジワルな君の一途で不器用な恋心


現在戦っているのはスポーツコースの2年生男女ペア。

やはり1度大会を経験しているだけあってか、1年生よりも強い。


連続で点を取られたものの、友情パワーで反撃し、3点差で勝った。



「お疲れ! はい、お水」

「ありがとう」



立石くんから水筒をもらって水分を補給。
数分間休憩を取り、2クラス目へ。


対戦相手は……。



「では続いて、3年5組対3年2組の試合を行います」



ラケットを片手に女子2人組と握手した。

強敵の登場にゴクリとつばを飲み込む。


クラスメイトからの情報によると、予選は全勝で突破、準々決勝は10点以上の差をつけて勝ち抜いたとのこと。


身長は、どちらも新菜と同じくらい。平均よりちょこっと高め。

だけど、手足は筋肉で引き締まっており、髪の毛もピンでしっかりと固定されていて、本気度が伝わってくる。


目つきや佇まいからして、勝ち目なんてほぼないに等しい。


けど……ここで手を抜くのは相手にも、懸命に戦った立石くんにも失礼。

ほんのわずかな可能性にかけて戦うしかない。