イジワルな君の一途で不器用な恋心


自嘲気味に笑う立石くん。


悔しさが残る結果で終わってしまったけれど、得点を聞いてすごく嬉しくなった。


卓球もバドミントンと同様、同点になった時は連続で点を取ったほうが勝ち。

本来は11点で終わる試合がそこまで続いたってことは、最後まで全力で戦ったという証拠だから。



「みんなで応援しに行くから。楽しんできてね」

「うん。ありがとう」



彼を信じて良かったと心から思った。



昼休みが終わり、いよいよ準決勝の時間がやってきた。


残ったクラスは計5クラス。

私達3年2組と、2年と3年のスポーツコース組、Gブロックの3年生と、Hブロックの2年生。


準決勝では全クラスと戦い、上位2組が決勝進出となるそうだ。



「新菜、準備はいい?」

「オッケー!」



髪の毛と靴紐を結び直して、応援席にいるクラスメイトの声援を浴びながら入場。

挨拶をした後、相手のサーブで試合が始まった。シャトルを打ち返してラリーを続ける。