イジワルな君の一途で不器用な恋心


ドヤ顔でそう答えると、「めちゃくちゃかっこよかったです!」と満面の笑みで締めたミワワちゃん。


彼女の言った通り、準々決勝は15対21で私達の勝利。目標だった準決勝進出を果たした。


全部観てたんだ……。

もしかして、窓際で観てた女子軍団の中にいたのかな? 私がスマッシュ決める度にキャーキャー黄色い声上げてたし。


必死な姿を見られてたのは恥ずかしいけど、応援してくれてたのはめちゃくちゃ嬉しい。



「ありがとう。午後はどこ観に行くの?」

「バスケです」



思わず吹き出しそうになった。


うん、まぁそうよね。知り合いがいるなら他の競技も観に行くのは当然。

だけど、即答されるとちょっと寂しいよ。



「雷夜のとこ?」

「はい。部活の子から、準決勝に出るって聞いたので。ダンクシュート決めてたらしいですよ!」



えええ⁉ ダンク⁉ そんなスゴ技決めたの⁉

まぁ、あいつの背ならワンチャン届きそうか。運動も得意なほうだし。



「試合、頑張ってくださいね!」

「ありがとう」