イジワルな君の一途で不器用な恋心



しばらくすると、校内放送にて開会式が行われた。

着替えを済ませ、シングルスに出る子と3人で試合会場の新体育館へ向かう。


移動中に、基本ルールをおさらい。


試合は3ゲーム。21点を取ると勝ちで、先に2ゲーム勝ったほうが勝者。

20対20になった場合は、2回連続で点を取ったほうが勝利で、29対29まで続いた場合は、先に30点に達した側が勝ち。


だが、時間の都合上、この大会では試合は1ゲームのみとなっている。


目標は準決勝進出だけど、まずは予選突破しないことには始まらない。


体育館に着くやいなや、対戦相手が書かれた張り紙から自分のクラスを探した。


ふむふむ、3の2はEブロックか。スポーツコースは……よし、いない。あ、3年生は私達だけなんだ。


パット見強そうなクラスはいなそうだから、上手くいけば勝ち進めるかな。

見くびってるわけじゃないけど、場数を踏んでいるほうが安定感は強いだろうし。


第1試合だったので、ラケットを持ってコートの中に入った。



「それではこれより、3年2組対2年4組の試合を始めます」