イジワルな君の一途で不器用な恋心


変更前も後も、なんて立派な夢なんだ。叶えたらハナの診察をしてほしい。犬を担当するかはわからないけど。



「朝日さんは? 何系に進むの?」

「私も動物系。大学か専門で迷ってるんだよね」



自分も夢を話そうか迷ったけれど、志した理由のレベルが違いすぎたのでやめた。


のどを潤わせた私達は、おつかい先のペットショップへ足を運んだ。

トイレシートを脇に抱えて店内を回る。



「朝日さん、ちょっと来て」



熱帯魚を観賞中、一ノ瀬くんに手招きされた。



「わぁ、デメキンだ。ちっちゃくて可愛い〜」

「だよね〜。じゃなくて、斜め上。気づいても後ろ見ちゃダメだよ」



ダメと言われると逆に見たくなるのですが。

我慢して目を凝らす。



「……これ、こっち見てる?」

「見てるね。確実に」