桜が綺麗に咲き誇る季節。桜並木を新品の制服に身を包んで歩いて居る。
私、工藤 美咲(くどう みさき)はこの春から念願の高校生になったのだ。
そして今日は入学式。
学園までの道のりを歩いて居ると
「美咲〜!!おはよう!!」
そう言いながら駆け寄って来たのは小学校からの仲で親友の森川知里(もりかわ ちり)。
「おはよう!知里制服似合ってるね!」
知里は私と違って背が高くてスタイルだって抜群。そんな知里が羨ましい限りです。
それに比べ私は残念だ。
「なに言ってんのよ!美咲だってめちゃくちゃ制服似合ってんじゃない!!て、時間ヤバ!美咲、学園まで急ぐよ!」
本当だ。私は近くに合った時計で時間を確認するとかなりギリギリの時間だった。
私達は学園まで小走りで行く事に。