どうにか黒い化け物を退治して寺から出た4人は地蔵を探し歩いていた。
その間にも次から次へと化け物たちが襲ってくる。
刀では攻撃できないことがすでにわかっていたため、自然と銃ばかりに頼ることになってしまう。
今さらながら爆竹を置いてきてしまったことを佳奈は後悔しはじめていた。
弾はそれぞれ持たせてもらっているけれど、地蔵をすべて見つけ出すまでに切れてしまう恐れもある。
そうなると後は素手で撃退していくしかないのだ。
佳奈の視線は前を行く大輔の足へ移動していた。
化け物に攻撃された大輔の足はまだ痛々しい傷跡が残っている。
ほとんど治っているらしいが、それでもまだジクジクと痛むときがあるらしい。
そう簡単に治る傷ではない。
自分があれと同じ傷を追った時、まだ走ることができるだろうか。
想像してみてもみんなに迷惑をかけている自分の姿しか浮かんでこない。
もし攻撃されて傷を負ったら、そのときこそ死を覚悟するときなのかも知れない。
すくなくても、みんなに迷惑をかける気は佳奈にはなかった。
だから、寺にいたときにああして春香と会話ができてよかったと心底思っていた。
その間にも次から次へと化け物たちが襲ってくる。
刀では攻撃できないことがすでにわかっていたため、自然と銃ばかりに頼ることになってしまう。
今さらながら爆竹を置いてきてしまったことを佳奈は後悔しはじめていた。
弾はそれぞれ持たせてもらっているけれど、地蔵をすべて見つけ出すまでに切れてしまう恐れもある。
そうなると後は素手で撃退していくしかないのだ。
佳奈の視線は前を行く大輔の足へ移動していた。
化け物に攻撃された大輔の足はまだ痛々しい傷跡が残っている。
ほとんど治っているらしいが、それでもまだジクジクと痛むときがあるらしい。
そう簡単に治る傷ではない。
自分があれと同じ傷を追った時、まだ走ることができるだろうか。
想像してみてもみんなに迷惑をかけている自分の姿しか浮かんでこない。
もし攻撃されて傷を負ったら、そのときこそ死を覚悟するときなのかも知れない。
すくなくても、みんなに迷惑をかける気は佳奈にはなかった。
だから、寺にいたときにああして春香と会話ができてよかったと心底思っていた。