「あ、はい。これ」 そう言って渡されたのは、 「…願書?」 「先生に頼んで、同じ子もらってきた。 ラッキーだよ、うちの中学から南桜受けるやつ多いからさ、予備結構あるみたい」 「…」 …どうしてここまで、 こんな私にしてくれるのだろうか。 不思議に思いながら、それを受け取る。 「余計かもしれないけど… 立花さん、南桜行くの?もっと上いけるんじゃない?」 「周りの子みたいな…青春がしたいなって。 なんとなく、頭いい学校って硬いイメージがあって…」 首を傾ける彼に、私は笑顔で返していた。