「…おい、なにしてんだよ!」 そのとき、1つの男の人の声が聞こえた 「……くん、」 小さい声であまり聞こえなかったけど、 聞いたことのない名前なのは確かだ。 …恥ずかしい、 …情けない 無性に泣きたくなってしまった私は、 その場に立ち上がって、 リュックを肩にかけて教室を後にした。 その時、確か廊下にナナがいた気がする。 「恋純っ!」 そう叫ぶナナの私を呼び止める声を置いて、 私は1人走り出した。