私「お次に紹介するのは、こちら!浦島太郎〜!」

輝一「太郎繋がりだ!」

沙月「子どもにいじめられていた亀を浦島太郎が助けて、その亀に乗って竜宮城へ行ってもてなされ、玉手箱を持って帰るけど地上では恐ろしいほどの年月が経っていて、浦島太郎が玉手箱を開けるとおじいさんになってしまったっていうお話だよね」

私「現代版だとそうだね!この話は、室町時代から江戸時代にかけて成立した短編物語「御伽草子」に書かれた大人向けの昔話だよ」

輝一「大人向け……。ということは、桃太郎みたいなショッキングな内容ってこと?」

私「そうだね。まず、現代版浦島太郎では浦島太郎は正義感の強い働き者として描かれることが多いけど、本当の浦島太郎は女遊びが大好きで、夜になるとそういうお店に通う遊び人だったんだ」

沙月「その時点で子どもには読み聞かせられない内容になってるじゃない!」

私「そして、夜の街で浦島太郎はお亀という女性を助け、そのお礼として竜宮城に連れて行かれるんだ」

沙月「亀は本物の亀じゃなくて、女性だったんですね」