始まりは保健室

「あ~。1日が終わるの早いな~」
「そうだね~」
信号待ちをしていると悠真に手を握られ、思わず隣を見た。
「何だよ。付き合ってんだから、普通だろ」
「そうだよね」
それでも、まだ恥ずかしくて下を向いてしまう。
「和奈」
「ん?」
家までもう少しという所で名前を呼ばれた。
「好きだよ。和奈」
不意打ちの告白に開いた口を閉じれない。それでも、悠真に応えるように和奈もとびきの笑顔で
「悠真、大好き」
と言うと、悠真も嬉しそうにニッコリと笑った。
2人の笑顔を夕日が優しく照らしていた。