臆病な私に,君の溺愛は甘過ぎる。

「あははっ雫,もうちょっとおしとやかにしなきゃ。危ないでしょ? 俺が」

「知らない!」


力一杯叫んだ雫もまた,みおちゃんを追うようにして行ってしまう。

でも,その頬が赤らんでいるのを,俺は見逃さなかった。

全く,どっちも素直じゃないんだから。

すぐ1人で溜め込んで,考えすぎる。

どっちも傷つきやすいくせして。



「あははっ俺も行くか」



俺は,意地っ張りで澪の事が大好きな雫を追いかけた。

             ー礼夢sideー