真顔で澪が言う。
『ハムもよろしく』
『「ふっ」』
夢なのに,自分と笑い声が重なって,私はさらに口角を上げた。
『じゃあ,約束な』
"約束"
家族全員の満面の笑み。
なのに,私は嫌な予感に手を伸ばす。
けれど,これは夢。
実際にあったことかも分からない,夢。
手なんて届くはずもない。
むしろ,余計な動きをしたせいで,目の前の風景が崩れていく。
ちょっと…!
今度は声もでない。
____________________
気付いたらぼーっとしていて,私ははっとする。
自分のいる場所見渡して,焦る。
ここ,どこ…?
けれど,よく観察してみて,知っている場所だと気づいた。
友達と放課後の暇潰しによく出掛けていた公園から,家への帰り道だ。
私がるんるんで歩いている。
もしかしたら,さっきの続きなのかも。
『ハムもよろしく』
『「ふっ」』
夢なのに,自分と笑い声が重なって,私はさらに口角を上げた。
『じゃあ,約束な』
"約束"
家族全員の満面の笑み。
なのに,私は嫌な予感に手を伸ばす。
けれど,これは夢。
実際にあったことかも分からない,夢。
手なんて届くはずもない。
むしろ,余計な動きをしたせいで,目の前の風景が崩れていく。
ちょっと…!
今度は声もでない。
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気付いたらぼーっとしていて,私ははっとする。
自分のいる場所見渡して,焦る。
ここ,どこ…?
けれど,よく観察してみて,知っている場所だと気づいた。
友達と放課後の暇潰しによく出掛けていた公園から,家への帰り道だ。
私がるんるんで歩いている。
もしかしたら,さっきの続きなのかも。



