日曜の昼。
万千湖は駿佑と回転寿司に行っていた。
カウンターに並んで座り、流れてくる寿司を見ながら、万千湖は言った。
「昨日、お昼に、増本さんと山の中のカフェに行ったんですよ」
「わざわざ山の中まで?
ご苦労なことだな」
いや、それが、とサビ抜きの海老を取りながら万千湖は語る。
「実は、この間、そのカフェがテレビで特集されたとき、お客さんの中に、すごいイケメンの人がいたらしくて」
「それでわざわざ行ってみたのか?
行ったところで、その客がいるわけないだろう」
「私もそう言ったんですけどね」
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