「どうしたんですか?」
と今度は瑠美に訊くと、瑠美は、
「……実は今、好きになってはいけない人を好きになってしまいそうなの」
と言う。
禁断の恋っ!?
好きになってはいけない人って誰っ!?
既婚者とかっ?
とみんな、ざわめく。
まさか、課長とかっ? と万千湖は思わず、駿佑を振り向いたが、雁夜が、
「いや~、本人目の前にいるのに、言わないよね~」
と言い、安江が、
「みんなが自分の彼氏を狙ってる気がするって、ある意味幸せよね~」
と呟いていた。
だって、課長はものすごく格好いいですよっ。
几帳面で、こうるさくて、ものすごく面倒臭いところもありますが。
そんなの課長が時折見せてくれるやさしさの前では、なんにもマイナスではないですよっ。
課長を一目見たら、誰でも課長を好きになるに違いないですっ、
と万千湖は曇り切った目で駿佑を見ながら思っていた。
そして、幸せなことに、万千湖の目はきっと一生曇っている。
そんな万千湖の前で、こちらは、ほんとうに表情が曇っている瑠美が、俯きがちに言ってきた。
と今度は瑠美に訊くと、瑠美は、
「……実は今、好きになってはいけない人を好きになってしまいそうなの」
と言う。
禁断の恋っ!?
好きになってはいけない人って誰っ!?
既婚者とかっ?
とみんな、ざわめく。
まさか、課長とかっ? と万千湖は思わず、駿佑を振り向いたが、雁夜が、
「いや~、本人目の前にいるのに、言わないよね~」
と言い、安江が、
「みんなが自分の彼氏を狙ってる気がするって、ある意味幸せよね~」
と呟いていた。
だって、課長はものすごく格好いいですよっ。
几帳面で、こうるさくて、ものすごく面倒臭いところもありますが。
そんなの課長が時折見せてくれるやさしさの前では、なんにもマイナスではないですよっ。
課長を一目見たら、誰でも課長を好きになるに違いないですっ、
と万千湖は曇り切った目で駿佑を見ながら思っていた。
そして、幸せなことに、万千湖の目はきっと一生曇っている。
そんな万千湖の前で、こちらは、ほんとうに表情が曇っている瑠美が、俯きがちに言ってきた。



