狸が経営していると万千湖が主張するコンビニに二人で行った。
お弁当やおつまみの棚を眺めながら、駿佑は、いろいろと考える。
俺は白雪を好きなのだろうか?
確かに他のやつと住むとか考えられないし。
白雪が他のやつと住むところも想像したくない。
こいつとなら、今まで考えたこともなかった、自分と家族の暮らしというのが見えてくる気がするし。
そう。
仕事以外ではあまり想像したこともなかった自分の未来が見えてくるというか――。
子どもと万千湖があの家の庭で遊んでいる。
アリでもいたのか、ブランコから降りた子どもが地面を指差した。
自分も降り、しゃがんで地面を見る万千湖。
笑顔の万千湖の後頭部をさっきまで乗っていたブランコが直撃する。
……ブランコは危険だな。



