OL 万千湖さんのささやかなる野望




 駿佑様と呼びそうな勢いで懐かれている……。

 今ならお礼になんでもしてくれそうな勢いだ、と思いながら、駿佑はハンドルを握ったまま万千湖を見下ろしていた。

 ……なんでも。

 いや、こいつがしてくれるなんでもって、たぶん、冷凍食品ばかりの弁当に、卵焼き以外の手作りのなにかが入るとか、その程度だよな。

 忙しい中、せっせと詰めてくれるだけで、俺は充分だし、と思う駿佑に万千湖は言った。

「課長、ご飯おごらせてくれないのなら、100均に行きましょうっ。
 好きなものをカゴにお入れくださいっ。

 何個でも買いますよっ」

 わかったわかった、と言って、とりあえず、近くのファミレスで食べてから、100均に連れて行った。