「あら、もうこんな時間ね。 一緒にお食事していけばいいのに。 駿佑が他に用事があるって言うから」 せび、またいらしてね、と言われる。 長くいたら疲れるだろうと気を使った駿佑がそう言ってくれていたようだ。 住宅メーカーに行くのは明日だし、特に今日は用もないのだが。 「そうそう。 式はいつ頃になるのかしら?」 そう駿佑の母に訊かれ、万千湖は、は? となる。 なんの式だろうな。 竣工式(しゅんこうしき)? いや、ビルか。