「だって、アイドルだって言うから。
ちょっとあんた、水持ってきて、とか言われたらどうしようってビビってたんです」
いや、それ、どんなアイドル像なんですか……。
「水といえば……」
と万千湖は思い出す。
横で駿佑が、また、しょうもないこと思い出して語るなよっ、という顔をしていたが、もう止められなかったので語った。
「我々は小さな商店街のアイドルなので、イベントに行っても、片隅にいる感じだったんですけど。
そこそこ売れてきたら、少しはいい扱いになってきたんですよ」
へえー、やっぱりそうなんですか、と感心しながら、駿佑の家族は聞いてくれている。
「ある日、イベントのスタッフの人に、
『今日はマチカさんのためにご用意しときましたよ』
って笑顔で言われたんです。
『なんかマチカさんって。
よく冷えた、でっかいペットボトルの美味しい水があったら、リッチな気持ちになるんでしたよね?』って」
「……なんでそんな何処の家にでもあるようなものでリッチな気持ちになるんだ」
ちょっとあんた、水持ってきて、とか言われたらどうしようってビビってたんです」
いや、それ、どんなアイドル像なんですか……。
「水といえば……」
と万千湖は思い出す。
横で駿佑が、また、しょうもないこと思い出して語るなよっ、という顔をしていたが、もう止められなかったので語った。
「我々は小さな商店街のアイドルなので、イベントに行っても、片隅にいる感じだったんですけど。
そこそこ売れてきたら、少しはいい扱いになってきたんですよ」
へえー、やっぱりそうなんですか、と感心しながら、駿佑の家族は聞いてくれている。
「ある日、イベントのスタッフの人に、
『今日はマチカさんのためにご用意しときましたよ』
って笑顔で言われたんです。
『なんかマチカさんって。
よく冷えた、でっかいペットボトルの美味しい水があったら、リッチな気持ちになるんでしたよね?』って」
「……なんでそんな何処の家にでもあるようなものでリッチな気持ちになるんだ」



