その日、黒岩は近くのホテルにタレントたちと宿泊し、次の日、撮影の合間に近くの公園前を歩いていた。
すると、万千湖がベンチに座っていた。
なにしてるんだ、寒いのに、と思い、足を止める。
膝の上には弁当らしき包みがあった。
しばらくすると、すっと鼻筋が通った驚くようなイケメンがペットボトルのお茶を手にやってきた。
生意気にも万千湖の横に座る。
生意気にもがどちらにかかっているかは謎なのだが。
男がペットボトルを万千湖に渡し、万千湖が微笑む。
うん、いい顔だ。
ベストショットが撮れそうだぞ、マチカ。
……で、どうでもいいが、お前たちはなんで、この寒いのに公園で弁当食べてんだ。



