「MACCHAKA!(抹茶か!)」
と叫び広げたタオルだったが。
当たり前だが、タオルには、「MACHIKA」と書いてあった。
もちろん、「!」はない。
「いや、『抹茶か』ってなんですか。
どんな層を狙って作られたタオルなんですか」
万千湖に、もしかしたらこう言われるかも、と思っていたことをまるっとそのまま言われてしまう。
「ライブ会場とか通販で売ってたマフラータオルです。
課長がいちいち文字を読まれるとは思わなかったので。
そんなに広げて手を拭かないだろうし、ま、いっかと思って持ってきたんですけどね」
確かに普段なら広げてまで読まないな……。
雁夜が首から下げてたからだよ、と思ったが、言わなかった。



