「落とし物ですっ」
「えーと。
なにを……?」
親切な綿貫は拾ってくれようとしたようだ。
「消しゴムにしますっ」
「ああ、消しゴムね」
と笑いかけた綿貫だったが、
「……え、消しゴムにします?」
と訊き返してくる。
「そうです。
消しゴムにしますっ。
ちょっと出てきますっ」
万千湖はデスクの上にあった私物の消しゴムと鉛筆をガシッとつかんだ。
「すぐに戻りますっ」
と深々と綿貫に頭を下げる。
「あ、ああ、いってらっしゃい……」
こういう職場は初めてだ。
前の職場の人が、
「挨拶とか。
丁寧すぎるくらい丁寧でいいんじゃないか?
此処だって同じだろ」
と言っていたので、そのようにしていた。
……それで合っているかは知らないのだが。
「えーと。
なにを……?」
親切な綿貫は拾ってくれようとしたようだ。
「消しゴムにしますっ」
「ああ、消しゴムね」
と笑いかけた綿貫だったが、
「……え、消しゴムにします?」
と訊き返してくる。
「そうです。
消しゴムにしますっ。
ちょっと出てきますっ」
万千湖はデスクの上にあった私物の消しゴムと鉛筆をガシッとつかんだ。
「すぐに戻りますっ」
と深々と綿貫に頭を下げる。
「あ、ああ、いってらっしゃい……」
こういう職場は初めてだ。
前の職場の人が、
「挨拶とか。
丁寧すぎるくらい丁寧でいいんじゃないか?
此処だって同じだろ」
と言っていたので、そのようにしていた。
……それで合っているかは知らないのだが。



