OL 万千湖さんのささやかなる野望

 


 これは二度目のデートだろうか。

 いや、これは家を買うための打ち合わせだから、デートじゃないな。

 駿佑は休憩しに立ち寄った自動販売機の前で、万千湖から返ってきた、相変わらずの男らしい返信を眺める。

「暇です」

「はい」

「はい。
 ありがとうございます」

 ……感情が読めない返答だ。

 前はそこまで気にならなかったのだが、最近は何故か、すごく気になる。