OL 万千湖さんのささやかなる野望

 すごいねーとなにがすごいのか、彼女らはひとしきり話、出て行こうとした。

 雁夜に気づき、赤くなると、
「おっ、お疲れ様ですっ」
と頭を下げて去っていく。

 彼女たちを見送りながら、雁夜は少し考えた。

 サプリを飲んだあと、経理を覗いてみる。

 まだ昼休みは終わっていないのに、駿佑はもう仕事をはじめていた。

 じっと見ている自分に気づき、
「どうかしたのか?」
と訊いてくる。

「いや、お前、フィンランドに行ったのかと思って」
と突然言って、

 何故、フィンランドッ? という顔で見られてしまった。