「照明器具も家具も1800万の中に含まれてるので、今、この家の中にあるもの、そのままお譲りいたしますよ」
あ、パンフレットとかはいらないでしょうけど、とそこ此処にある住宅メーカーのパンフレットを見て清水は笑う。
「ほんとですかっ?」
と万千湖は身を乗り出した。
「あっ、でも、二階の読書スペースの棚にズラッと飾ってあった本なんかはついてないですよね?」
と言って、万千湖は、ははは、と笑う。
「え? ああ、欲しいのなら、差し上げますよ」
そんなものいるんですか? という感じに清水は言ったが。
「買いますっ」
と万千湖は手を上げた。
万千湖の理性は吹き飛んだ。
万千湖は十数冊の本のために、1800万の家を買った。
買った家の本棚に、最初から本が詰まっているなんて、夢のようではないかっ。
「いや、本でか……」
と後ろで駿佑が呟いていたが、この家を買う、ということについては、特に異論はないようだった。
あ、パンフレットとかはいらないでしょうけど、とそこ此処にある住宅メーカーのパンフレットを見て清水は笑う。
「ほんとですかっ?」
と万千湖は身を乗り出した。
「あっ、でも、二階の読書スペースの棚にズラッと飾ってあった本なんかはついてないですよね?」
と言って、万千湖は、ははは、と笑う。
「え? ああ、欲しいのなら、差し上げますよ」
そんなものいるんですか? という感じに清水は言ったが。
「買いますっ」
と万千湖は手を上げた。
万千湖の理性は吹き飛んだ。
万千湖は十数冊の本のために、1800万の家を買った。
買った家の本棚に、最初から本が詰まっているなんて、夢のようではないかっ。
「いや、本でか……」
と後ろで駿佑が呟いていたが、この家を買う、ということについては、特に異論はないようだった。



