OL 万千湖さんのささやかなる野望

「最後は0です」
「0です、課長っ」

「そうか。
 結構近かったな」

 駿佑はもう車を後ろの駐車場に向かい、動かしていた。

「いや、0なんですよっ」

「当選は、23230ですっ」

 おめでとうございますっ、とファンファーレとともに、スタジオのみんなが言ってくれる。

 駿佑は車を止め、万千湖が手にしていた紙を見る。

「0まで合ってたのか。
 次は何番だ」