OL 万千湖さんのささやかなる野望

「次の数字は3」
「3ですよ、課長っ」

「そうか。
 よかったな」

「2」
「2ですよ、課長っ」

「3」
「3ですよ、課長っ、シラユキッ」
と万千湖は後ろで自分たちを見守っているのか、圧をかけているのかわからないシラユキにも言う。

 他にこの興奮を語れる相手がいなかったからだ。

 宇宙人シラユキが、うむ、と頷いた気がした。

「ちょっと飲み物足らなかったな。
 お前も喉乾いたか」
と言う駿佑の目はレストランを見ていた。

 早く水分をとりたいようだった。