心臓に悪い、ラジオから流れてくるおのれの歌を聴いたあと、しばらくトークが続いて、あはは、と笑っているうちに、抽選のコーナーがはじまった。
住宅メーカーの人が住宅の宣伝をひとしきり語ったあとで、
「では、ここで、いよいよお待ちかねの抽選です」
とパーソナリティーの男性が言う。
ガラガラとなにかを回す音がした。
「最初の数字は、2」
「2ですよ、課長っ」
抽選の紙に印刷されている数字を見ながら万千湖は駿佑の肩を叩く。
「頭から外れてなくてよかったな」
と言いながら、駿佑は後ろを振り向き、レストランの方を見ていた。
やれやれ、ラジオ長く聴いてたが、やっと終わるな、という感じで。
今にも車の向きを変えて、後ろにあるレストランの方の駐車場に入って行きそうだった。
またガラガラと音がする。



