日曜日、車に乗った途端、 「ペンギンって宇宙人らしいですよ」 とか言う、とんでも説を語りはじめる万千湖の話を聞きながら、駿佑は言った。 「宇宙人かどうかは知らないが。 ときどき、背後から見つめられてる気配がして、どきっとするな」 「え?」 「夜とか、隣の車線を確認しようとして、左を向くと、無言でこちらを見ているシラユキから圧を感じて、どきりとすることがある。 ……名前が悪かったかな」 と呟いて、 「なんでですか……」 と言われた。