「私もあんた見習って、お弁当作ってきたわ。
一緒に食べなさいよ」
そう言う瑠美に引きずられ、万千湖は自動販売機の前にある、テーブルや椅子があるスペースで他の女子社員たちとお弁当を食べた。
みんなはコンビニのお弁当やサンドイッチだった。
「万千湖みたいにお弁当作ってたら、雁夜課長が、
『それ、美味しそうだね』
とか言ってくるかもしれないしー」
と野望を語る瑠美に、福田鈴加が、
「でも、それほとんど冷凍食品ですよね」
と指差し、手をはたかれていた。
……あの、そこは私を見習わなくていいと思うんですけど、瑠美さん、と万千湖も思う。



